前川っ子の自慢の一つは「あいさつ」ですが、このところ素敵なあいさつから遠ざかっているようです。
3学期の始業式では校長先生から「あいさつまで自粛をすることはありません。」というお話の通り、大きな声を出すことの自粛やマスクがなかなか外せないことが求められている今でも、心を表す「あいさつ」までやめることはありません。反対に、このような状況だからこそ、大きな声のあいさつだけではない、ちょっとした表情やえしゃくなどの「行動」で示すことが大切です。そこで今回は、あるクラスの子供たちが考えた「あいさつパワーアップ大作戦」をご紹介します。
学級会で「あいさつパワーアップ作戦を考えよう」というテーマで話合いを行いました。その際、「みんなでがんばる」ことと「個人でもがんばりたい」という2つの思いが柱となり、班と個人でがんばることになりました。
班の取組は、いろいろな人にあいさつができるようなミッションを設定したり、班のみんなでポイントを集めたりと、ゲーム感覚で楽しく取り組めるようにしました。個人では、とにかくたくさんあいさつしようと、マラソンカードを活用して回数を記録しています。そんな子供たちは、例えば朝の職員室付近で先生や友達にたくさんあいさつをしています。もちろん自分たちから「おはようございます。」すると「おはようございます。」「元気がいいね。」「あいさつって気持ちがいいね。」というような返事のやりとりになっています。とても素敵でな光景です。先日は、校長先生に取材を受けた子供たち。「この取組をやっている感想を聞かせてください。」という質問に、「朝から気持ちよく学校にいられる。」「あいさつをすると相手もいい気持ちになってくれて、人助けみたい。」「あいさつが習慣になってきた。」「あいさつポイントがたまって嬉しい。」「ポイントを増やそうと積極的にあいさつする。」という声をたくさん聴かせてくれました。また、「あいさつができない人がいて、とても残念に思う。」ということもお話ししてくれました。子供たちはこのように思い、実践してくれています。今日も素敵なあいさつが聞こえてきました。