6年生も卒業を控え、自分たちの将来について考え始めるころです。将来の夢がはっきりしている子、漠然としている子、まだ夢について考えがつかない子など様々です。子供たちには様々な職業の方から話を聞く機会を設けて、夢の実現の参考にしてもらいたいと思っています。
本日はプロキックボクサーの金子梓さんをゲストティーチャーに迎え、経験を通し、学んだことや伝えたいことを話していただきました。
金子さんは校長先生の教え子で小学生のときには児童会長もしていたそうです。小さい頃はウルトラマンになりたくて空手をはじめ、3年生の頃にはK1がブームだったことで、キックボクサーになりたいと思うようになったそうです。子供の頃から体が小さく、空手を習っていても結果が出せずにいましたが、6年生の頃に埼玉の大会で優勝し、全国大会にも出場しました。途中、レスリングをやった時期もあったそうです。紆余曲折もありましたが、プロキックボクサーとしてデビューしたということでした。
プロの収入や練習時間についてお話がありましたが、子供たちが考えていたよりずっとシビアな話も聞くことができました。
金子さんからはプロキックボクサーという仕事を通して5つのことを学んだそうです。
1 時間密度をあげる  2 常に準備を怠るな チャンスはいずれ訪れる  3 失敗する姿をイメージする  4 一生懸命に取り組めば必ず自分に返ってくる  5 一日一日、後悔を残さないこと
最後にはシャドーボクシングの実演と子供たちにはミット打ちの体験をしてもらいました。プロの凄さを感じていました。
金子さんは昨年10月に現役を引退しましたが、これからはキックボクシングが身近なスポーツになるようにしていきたいと話していました。
金子さん、本日はありがとうございました。